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金刀比羅宮−種子島

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行程

Route

美味しいうどんを食べに行く。本当にただそれだけの理由で旅に出たのだが、まさか種子島まで行くことになるとは露にも思わなかったのだ。しかも結局のところ回れたうどん屋は僅か数軒。四国を横断し松山から広島に渡って九州へ、熊本から阿蘇山を経由して鹿児島まで行き、桜島を見ながらいつの間にか船に乗っていたということになる。だが阿蘇山では噴煙のため頂上まで行けなかったし、桜島もその場に行くより対岸から眺めたほうが美しいと感じたし、同じ鹿児島港から出ている屋久島行きの船にはあまり魅力を感じなかったのも大きな理由だと思う。つまり旅の止め時に苦慮していたわけだ。

種子島宇宙センターに行くきっかけになったのは着いたばかりの鹿児島で船着場を発見したことにある。何だか妙に悶々として前述の旅の落とし所に悩んでいた自分にとって、世の男子ならば両目を輝かせるに足る種子島の存在。そう鉄砲伝来の地というわけではなく、JAXAのロケット発射台があるという事実を不意に思い出したわけだ。鹿児島港から種子島までは高速船で約1時間半。その間、当初の目的であるうどんの「う」の字はまったく頭になく、むしろ旅の意義はロケットにあったと息巻いていた。船は島の北端に着き、そこからバスで島を南北に縦断。宇宙センターは島の南端にあり、東京都とほぼ同じ大きさの島を長い時間掛けて踏破し、最終的に宇宙センターをくまなく見学するツアーに参加して帰路に着いたのだった。

こうなると実際のところその宇宙センターの記憶ばかりがクローズアップされて他のことが大分疎かになってしまっている。だが真摯に振り返ってみれば、松山では道後温泉に浸かったし、呉では大和ミュージアムにも行き、関門海峡は歩いて渡った。九州に到達してから湯布院に行くつもりだったのだがお一人様はどの宿泊施設でも拒否されてしまい、久留米経由で熊本、熊本からレンタカーを借りて阿蘇山へ、九州新幹線のつばめにも乗車したし、案外各地で楽しんでいるのだ。無目的で列車に飛び乗り、その地で何か発見をしてまた先に進むという繰り返しで、ようは旅をするということのある種の目的を体現していたのだと思う。この時は仕事もひと段落して休みも取りやすく、勤続年数に応じた特別休暇に有給休暇を組み合わせて都合一週間ほどの旅だった。それこそ海外に行くという選択肢もあったと思うのだが、こういう発見の連続を手軽に味わえるのだから十分ではないだろうか。

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  • © Suzuki Takeya
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  • Day 1
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琴平

  • 34.191417, 133.823303
  • Kagawa Prefecture
東京から新幹線に乗り岡山まで、岡山から瀬戸大橋を渡る特急南風(なんぷう)号に乗る。目指すはうどん屋巡りの拠点とする琴平。
児島駅を越えると唐突に瀬戸大橋。もう何にピントがあってるのか分からないくらい興奮して撮った一枚。
高松琴平電気鉄道通称ことでんの琴電琴平駅。
前日まで全国的に雨模様だったのだが4月ということで見事な桜が至る所に。
見事に黄色一色なことでん。金刀比羅宮の通称こんぴらさんのタイポグラフィが個人的にかなり好みでついつい撮り過ぎる。
金刀比羅宮に向かう参道には例によって大きな鳥居が建っている。
風情のある建物が並ぶ商店街。
金陵は琴平の地酒。記念に一本買っていく。
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